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オランダ・イエナ教育ーテストをなくせば成績が上がる⁉


こんにちは。すっかり季節は秋ですね。私は最近実家でとれた栗にはまっています。食欲の秋です!太らないように気を付けなければ。

さて突然ですが、オランダのイエナ教育ってご存知でしょうか?

実は先日、イエナ教育についてのお話を聞く機会がありました。ドイツで生まれ、オランダで広まったというイエナ教育。簡単に言うと、子どもの主体性を極限まで引き出し、自らを育て、他者と共生する力を育む教育方法と私は捉えました。特徴としては、①異年齢クラス編成(3学年が一緒)、②リビングルームとしての教室、③科目のない循環する活動(サークル対話・遊び・学習・催しの循環、時間割は一人一人自分で作成)

カリキュラムもテストもなく、リビングのような環境で子どもたちは自分が何をやるか、どこまでやるかを自らプランニングして、そのプランにもとづき学んでいく。先生は生徒の上に立つ立場ではなく、あくまでファシリテーター。生徒と共に学んでいく。3学年を一クラスにまとめる異年齢クラスでは、生徒同士がお互いに学び合う。人に教えることでより学びを深め、協調性や社会性を育み、サークル対話で発表することで表現力を磨いていく。そんなオランダの教育は日本の3周先をいっているという。

※もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ

https://youtu.be/BnVfJMK3kak

教育先進国オランダ。もちろんオランダのすべての学校がイエナプランにもとづく学校ではありませんが、オランダという国は教育に対する国の姿勢がまったく違います。公立か私立かを問わず、授業料はすべて無料。通学交通費まで税額控除されるという徹底ぶり。国として、子どもの教育に真剣に取り組んでいるのがよくわかります。テストや宿題がなく、校長先生でさえ午後4時に帰宅するという状況で、結果大人になってからの労働生産性は日本の1.5倍だとか。

翻って日本はどうでしょう。

子どもたちは毎日毎日塾と習い事と宿題に終われ、中学受験する子も少なくありません。親の負担もかなりのもので、毎日の送り迎えに塾用のお弁当作り。私立の学校の学費、交通費、良い学校へ入るための塾の費用。そうして支えている親御さんたちの労働環境もオランダよりずっと過酷。定時で帰れるお父さんはそう多くはないでしょう。そしてそこまで、犠牲を払った結果、生産性が低い人間を作り上げているという現実。そして何より、子どもの幸福度に大きな差があります。日本の子どもとオランダの子ども、どちらが幸せだと思いますか?

どうしたら日本の子どもたちをオランダの子どもたちのようにすることができると思いますか。

私自身は、日本の教育や学校制度に対して、それほど否定的な意見を持ち合わせているわけではありません。日本にも多くの優れた先生が、子どもたちの自立を促しつつ、論理力、自己管理能力、相手を思いやる心、などを自由な雰囲気の中で導いてくれている先生もいらっしゃいます。既存の公立学校に通いつつ、家庭の中で、イエナのサークルのような議論を行うことにより、幸福感を満たしながらも同じような教育効果を得ることも可能ではないかと、私は考えます。

会に参加された方の中には、理想的な学校を作ろうと奔走されていらっしゃる方もいらっしゃいました。また、学童の運営を行うことにより子どもたちの学びをサポートしようという方もいらっしゃいました。そして、長野県にイエナプランの小学校が新設されるという情報もありました。親としてこうした情報にアンテナを張りながら、子どもたちにとって今できることを考え行動していく姿勢が、ひとりひとりに問われているのではないかと感じました。

本件について、本文の中では具体的な組織の名称などは掲載いたしませんでしたが、もう少し詳しく知りたいという方は遠慮なく、下記アドレスまでご照会ください。

​ globaletta.jp※gmail.com (※をアットマーク@に変更して送信してください) 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

イエナプラン(イメージです)

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