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技術が進んでも家事が減らないわけ


昔の女性は大変でした。料理を作る度に火をくべ、井戸で水を汲み、茶釜で湯を沸かし、冬でも冷たい水で洗濯をして。子どもも5人、6人、家事ばかりでなく、育児も相当大変だったはず。現在は、水道、バスルーム、 冷蔵庫、洗濯機、食洗器、便利な物がどんどん開発され、一見女性の家庭での仕事はとても楽になってきたように思います。

が、本当に家事・育児は減っているんでしょうか?

実は日本人の主婦の家事と育児の負担は、実際には増えているという人もいます。

専業主婦が主流だった母親からは、「掃除機は毎日かけなければならない」、「窓は常に曇りひとつないようにしなければならない」、「3歳までの育児はとても重要なので、人に頼ってはいけない」と、たくさんの呪縛をかけられた上に、今の母親の多くは仕事をしています。

仕事をしつつ、家事も育児も完璧に。そして近くに助ける人もおらず、おおくは核家族。

食洗器や乾燥機などが共働き家庭の必需品と言われていますが、食洗器に入れる前にご飯粒を完璧に落としてからお皿を並べないと気が済まない人。白いもの・色のついたもの・おしゃれ着・下着など事細かに分別して洗濯する人。ルンバを運転する前に家の中を完璧に片付けないと気が済まない人。学校からのお手紙の誤字脱字をすべて指摘しないと気が済まない人。子どもに多くの習い事をさせ、マネージャーのようにスケジュールを管理している人。

長い目で見れば、技術が発達するにつれ、実現できる家事の水準が上がり、それにつれて家事と育児のレベルも上がっているといえるでしょう。家事育児をハイレベルでやりたい人、やれる人がやるのは良いことで、でも、周りがやっているからといって、みんなと同じレベルで頑張らなくてもいいのだと思います。よそはよそ、うちはうち。お母さんたちは自分の状況にあわせて現実的に自分のラインを定めて、時にはラクをしましょうよ。

というわけで、私は今日も時短家事を率先しています(笑)

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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