将来のことで今悩むのは、やめましょう
人間の脳というのは面白いもので、良くできているなぁ〜、と思うこともあれば、時々ビックリするようなこともあります。脳は主語を理解しないというのです。
今ちょうどクライアントと一緒に取り組んでいることに、うつや不眠症といった心の病への取り組みがひとつあります。(それについては、おいおいお話しする機会があると思いますのでここでは省きますね)ご存知のとおり、人間の頭の中には意識と無意識があります。顕在意識(左脳)と潜在意識(右脳)と置き換えても構いません。その潜在意識の方は、主語も時間も理解しないというのです。
たとえばこんな経験ありませんか?ストレスがたまり、誰かの悪口を言ってスッキリしたかと思えば、逆に落ち込んでしまったり、余計ストレスがたまったり…
私は多々あります。
人と会っている間は大丈夫なのですが、一人になった時、お風呂の中や夜寝る前ベッドの中。何度も何度も思い出して、ものすごく暗い気持ちになります。
人は否定的な言葉を発すると、潜在意識が主語を理解しないために、自分が言われたように傷つくそうです。また時間を理解しない潜在意識は、過去にあった悲しいことや辛いことを、あたかも今経験しているかのように感じて、何度も自分を傷つけてしまいます。未来に対する不安も同様です。そしてそれが重なっていくと、重い症状になってしまうこともあります。気分が落ち込んで立ち直れなくなったり、何をしても眠れなくなったり。
働いているお母さんの悩みを聞いていると、先のことをあれこれ悩んで生産性が落ちてしまっている方がたくさんいます。特に女性は、家事・育児・仕事・親の世話・妻の役割、常にマルチタスクです。忙しい毎日を送っている上に生産性が落ちると、いろんなところにひずみができて、お母さんだけでなく、家族全員笑顔がなくなります。女性の笑顔がなくなると、社会全体に影響があるんです。
明るく楽しい社会を作るには、女性が笑顔でいなくっちゃ。
過去の辛い経験を乗り越えるのは、そう簡単にできるものではありませんが、今すぐ私たちができること。それは、
①将来のことで、(備えはするけど)今悩まない。
②否定形で発する言葉を肯定形に代える。
③「ありがとう」をたくさん言う!
これらについては、別の機会にもっと詳しくお話したいと思います。
でも③は今すぐできますね。
読んでくださって、ありがとうございました。