おうち英語は他の言語にも効く?
突然ですが、言語によって周波数が異なるということをご存じですか?
「周波数」という言葉自体、あまり聞きなれない言葉かもしれません。
まず「周波数」とは何か、について説明します。
音や光や電波などは、すべて目に見えない波となって遠くへ運ばれていきます。この「波」を説明するときに使うのが「周波数」です。
波の一番高いところから一度沈んでもう一度高いところまで戻ってくると「1周期」。1秒間に何周期分の波が繰り返されるかを示したのが「周波数」、単位は「ヘルツ(Hz)」
例えば、1秒間に100回周期が繰り返されると100ヘルツです。
音の場合は、周波数が高いと高い音に、低いと低い音になる特徴があります。
同じ日本語でも、話していると高い音や低い音を混ぜて話していますが、日本語の場合はこの周波数の幅が非常に狭くて、普段の会話で私たちが使っている周波数は
日本語 125ヘルツから1500ヘルツ
と言われています。
では、他の言語はどうでしょうか?
上の図の一番上(赤色)はイギリス英語、二番目(オレンジ色)はアメリカ英語の周波数です。日本語(水色)と英語とでは重なる箇所が少ないのがお分かり頂けると思います。
もし、お子様が言語習得に最適な時期に広範囲の周波数の音を聞いていると、耳もそれに適応して広範囲の音が聞き分けられる耳へと育っていきます。
ロシア語の幅の広さに驚かれた方もいるのでは?この周波数の幅の広さが、ロシア人が多言語習得に長けている要因では、という説もあります。
幼児期からスタートすると複数の言語を覚えられることから、英語だけでなく周波数範囲が最も広いロシア語も同時にかけ流ししている日本人のお母さまもいらっしゃいます。
私も娘が幼い時にシンガポールにおりましたので、中国語もあわせてかけ流しをしていましたが、忙しすぎて途中で英語だけにしてしまいました。今でももったいなかったなと思っています。
赤ちゃんは2ヘルツから2万ヘルツの音を聞くことができるといわれています。
上の図にある、すべての言語を網羅しているわけです。
しかし成長するにつれ、母語に合わせた耳へと「発達」し、聞こえる周波数が狭まり、より効率的に母語の音を聞き分けるよう育っていくのです。
このことからも、英語のかけ流しをしていると、日本語のみで育ったお子様に比べ、周波数の広い範囲を聞き分ける能力が身につくことになり、英語のみならず、ほかの言語習得の際にも有利になるということが、ご理解いただけたでしょうか?
まとめると、
日本語の周波数は狭く、日本語だけを聞いた耳は狭い範囲の周波数のみ聞こえる耳に成長する
↓
言語習得期に、幅広い周波数の言語を聞かせると英語だけでなく第二、第三言語の習得にも有利となる
「おうち英語」のかけ流しは、英語力だけでなく、将来ずーっとお子様の味方になってくれるのです。
さぁ、今日から「おうち英語」始めてみませんか?
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
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