時間資本主義 Time Capitalismの到来
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、年末年始はこちらの書籍を読みました。『時間資本主義の到来ーあなたの時間価値はどこまで高められるか?』
私なりに要約すると、
スマホの普及により、仕事はPCの前で行うもの、という常識が崩れ、すきま時間の使い方によりライフスタイルが左右されるといっても過言ではない時代。経済的に恵まれている人とそうでない人の格差が広がっているのと同様に、時間という軸で物を考えてみても、やはり時間価値の格差が広がってきている。マーケティングの観点からは、「時間効率化」と「時間快適化」の両極がキーワード。時間価値を追求した「時間資本主義」の時代が到来した。
3年前の著書になりますが、今読んでも面白い考え方です。
中でも一番気になったのは、「時間破産」という考え方。子育て世代は、常に時間に追われ、時間がない、時間がない、が口癖になっていませんか?真面目な人ほど自分のTo Do Listをどんどん増やし、時間が無い生活に終われ幸福度が減っていく時間破産。育児中は主に子どものために、と思ってTo Do Listを増やして頑張っているお母さんたち。私もかつてはそうでした。
でも、よくよく考えてみてください。
時間がない、を理由に、子どもと向き合う時間が減って、結局は育児も仕事も自分のやりたいことも中途半端。そんな状態に陥っていませんでしょうか。負けず嫌いで頑張る人ほど、その傾向があります。子どものためを思うなら、子どもへの金銭的投資だけでなく、時間投資を高めるべきではありませんか。もちろん経済的に許される範囲に限られますが、リスト内に削れる仕事=削れる時間はありませんか?その分、子どもと一緒に過ごすことはできませんか。
苦手な仕事は時短グッズ・時短サービスで極力効率化し、自分の幸福につながる仕事は、じっくり自分の時間を投資して、自分の頑張りが自分と家族の幸せに直結するようにしていきたいものです。そんなことを感じた2018年のお正月でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。