STEMじゃなくてSTEAM教育
- Tomoko
- 2018年5月22日
- 読了時間: 2分
こんにちは。新緑がまぶしく風が気持ちいい季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。我が家は長男が大学に進学し、やっと生活が落ち着いてきたところです。
さて、先日東京ビッグサイトで開催された教育ITソリューションエキスポに行ってまいりました。当日は、業界で活躍されている方々の講演を聴き、多くの国内外企業の展示を見学して、教育分野での日々の変化を感じてきました。
中でも、たくさんの方から聞いた言葉が「STEAM教育」または「STEAMS教育」という言葉。巷で話題になっているSTEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)教育に芸術(ART)を加えた「STEAM教育」を主張する方が講演者の中に多かったのが印象的です。
※「STEAMS教育」の「S」はスポーツ(Sports)だそうです。
世界的なハイテク職種の人材供給に応じるために、STEM分野の人材を育てること。その教育課程においては、ARTを取り入れていくことがとても重要なようです。
日本では、幼稚園でも小学校でも図画工作の時間に子どもたちが、自由な発想を持ちつつ、たくさんの作品を日々作り続けています。手先を使い、好きな色を考えて組合わせて、物を切ったり曲げたりくっつけたり。服を汚しても気にせずどの子もニッコニコ。それから音楽の時間もARTですね。指でここをおさえるとこの音がでる。ここは速く、ここは滑らかに。目でみて、音で聞いて、手で触って。子どもたちが大好きなこの科目、実は脳の活性にとても有効。指先の感覚、脳への指令、空間認識。大学の講義にしてみたら、ずいぶん難しくなるようなことを、子どもたちは目を輝かせながら、いとも簡単にこなしていきます。好きな作品を作りたい、この音を奏でたい、そんな一心で。
私たち大人は、机に向かい教科書とノートで勉強する、それが勉強のスタイルと考えがちです。点数が数字で表れない芸術系の科目については、とかく無関心になってしまいたち。でも、これからの時代に求められる発想力は、ARTで経験するわくわく感から生まれてくるのではないのかな、と思います。記憶系の学習よりも体験を重視したい、そう強く感じました。英語でARTやCookingを体験するスクールも増えていますよね。そうしたスクールと、おうち英語とを上手く組み合わせることで、お子さんの脳を元気にして、英語も習得させてしまいましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。