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子どもが英検の勉強を始めると

こんにちは。街はすでにハロウィン一色になっていますね。年々エスカレートするハロウィン騒ぎ。本来はケルト人のお盆のような先祖を敬うお祭りだったようですが、本来の意味を知らない人が多くなっていて、少し寂しい気がするのは私だけでしょうか。

さて、本日は小さいお子様が英検にチャレンジすることのメリットとデメリットについてお話したいと思います。

まずメリット、これは明確。学んだ結果を確認できる。場合によっては、中学受験などで有利になる。などですね。 

ではデメリット。

デメリットなんてあるの?というお母さんが多いかもしれません。

実は子どもが試験を受けるというのは、大人には想像もつかないようなプレッシャーとストレスがかかることなんです。また、思うように学習が進まないことで(本人ではなく)お母さまが怒りっぽくなるなどして親子関係が悪くなるケースが多いことも事実です。人格形成が未熟な時期に受けるこのようなプレッシャー、親子関係の悪化、中にはこれをきっかけに大きく成長する子どもがいます。これは全体の4%と言われています。いわゆる天才とか神童とか呼ばれるような子どもたちです。この子たちは、はっきり言って何もしなくても伸びます。残り96%、つまりほとんどの子どもたちにとっては試験は成長を阻害する要因としかなりません。つまり、子どもに試験を受けさせることは、ほとんどの子どもには百害あって一利なし、なんです。

でもでも、学校ではテストをしますよね。

これは、単に大人の事情によるもの。生徒を順位付けしたり、達成度を数値にして確認したりする必要がなければ、テストなんか不要なんです。私はそう信じています。だから私は保護者様には、英検(に限らず、いろんな試験)を受けるのは、本人が希望する場合を除いては小学三年生以上にして頂いています。それでも何も問題ありません。小学生のうちに英検2級まで合格することができます。なぜなら英検5級から3級は、そもそも受ける必要がないからです。

ネオキッズでは、一般的な幼児英会話で行う語彙をひととおり学習した後は、段階的に英語絵本からスタートする多読へと導き、ボキャブラリーとしては中学で習う語彙を飛ばして高校レベル・TOEICレベルのボキャブラリーに進む、独自のシラバスを採用しています。(これにより中学での英語授業も飽きることなく受けられます)そして英検も小学三年生まで待っていただきますので、保護者目線では長い間効果が目に見えずらいということがあります。しかし、本人たちは英語の多読を継続し、節目節目で修了証やご褒美を受け取ったりしますので、楽しく自分の好きな英語の本を読んで、実力が向上していることも十分実感しているのです。

『ほんとうに頭がよくなる世界最高の子ども英語』斉藤淳著より

最近読んだ本『ほんとうに頭がよくなる世界最高の子ども英語』という斉藤淳先生の著書にこんな図が載っていました。英検に特化した勉強は、いわば従来の受験・学校英語なので、この図では左側になります。ネオキッズが行う子ども専門の英語教育は図の右側になります。中学生以上の大人が行う英語の学習では、左側のメソッドが効率的な方法となりますが、小さいお子様であれば右側が断然効率よく将来性のある学び方です。左側にしてしまうと、英語をまとまりで覚えることができずに一つ一つ積み上げていきますので、習得のスピードが著しく落ちてしまいます。

また、多読の前に安易に始めるドリルワークも、右図から左図へシフトさせる要因になることがままあります。これについては、また後日お話したいと思います。

塾関係者やテスト関係者は、営利団体です。それはテストを受けてもらった方が良いに決まっています。保護者だけが長期的な視点で、お子様のために何が一番良いのかを考えられる立場だと思います。周りに流されることなく、お子様の10年後、20年後をよく考えた決断を重ねていかれたら良いのかなと思います。自らにも言い聞かせて。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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