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英語4技能が学校教育を変える!

先週、教育ITソリューションEXPOなるものに参加し、実用英語推進機構代表理事であり『英語革命』の著者 安河内先生の講演を聞く機会に恵まれました。安河内先生は、東進ゼミナールの英語講師として有名ですよね。

先生のお話はいつも聞く人の心をつかんで離しません。予備校でも大人気だった理由がわかります。同じに日に他の方々の講演も拝聴しましたが、安河内先生の講演が最も分かりやすく共感できて、何よりユニークで面白かったです。(他の講演者の方々、ごめんなさい)何かを人に伝えたいと思った時に、ユーモアってとっても大事だなぁと思いました。安河内先生はこれを edu-tainmant と命名されておられました。

それはさておき、肝心な講演の内容ですが、やはり英語4技能化に関するお話でした。

先生から冒頭でこんな問題が出されました。

 英語を学ぶ時に聞くべき言語は次の3つのうちのどれでしょう。

 1.英語  2.日本語  3.モンゴル語

さて、あなたの答えはどれですか?

3.と答える方はあまりいないと思いますが(笑)、今日本の英語の授業では7-8割が日本語を使った授業が行われています。でも皆さんはもちろん、正解が「1.英語 」であることを知っています。

しかし教育界には、長年にわたり日本語で授業を行ってきた英語の先生が多数存在し、それなりの地位を得ています。そんな先生方に今さらオールイングリッシュで授業をやれと言っても対応できない。そんな先生方が中心なのか、いまだに英語のスピーキングは大学入試には必要ない!と主張する先生たちもいて唖然としてしまいます。就職してから必ず英語を話す必要があるこれからの若者に、スピーキングを始めるのは大学に入ってからで十分だと。

 「スピーキングはいつやるの?」

 「あとでしょ!」

いまだに本気でそう思っているのでしょうか?

どの企業もグローバルにビジネスを展開しているいまの時代、いちいち通訳を介していてはビジネスチャンスを逃してしまいます。大人になったら、直接自分の言いたいことを英語で主張するスキルが必ず必要になります。それには、言語習得に有利な若いうちから、積極的に英語を使って自己主張できるような訓練が必ず必要なのです。ポイントは①英語であることと、②自分の意見を持つこと、の二点。私たちが受けてきた受け身な授業では決して身に着けられなかったスキルです。

従来の受け身の教育は、事務処理を正確に行う従業員を育ててきました。

しかし時代は、そのような人材はもやは求めていません。そのような仕事はすべてAI(人工知能)に入れ替わられてしまいます。だから、私たちが子どもたちに提供すべき授業は、私たちが受けてきた授業とは真逆のもの、スピーキングを主体にして、音読、ペアワーク、グループワーク。教師はファシリテーターとなり、子ども達が主役のアクティブラーニングであり、言いたいことをどんどん英語で書かせるライティング。文法をすべて完了させてから書いたり話したりするのではなく、まず話し、まず書く。そして徐々に磨きをかけていく。先生が主張する

Fluency First, Accuracy Second

私もこれに大賛成です!

最後に、先生は当然すべての英語検定で満点を獲得されている英語の達人ですが、いまだにSkype英会話を毎日続けているとおっしゃっていました。ライティングについても、Grammarlyというツールを使って磨きをかけているそうです。

自分の名声やポジションに甘んじることなく、楽しく努力を続けている姿、見習わなければと改めて思いました。

安河内先生の著書は、お子さんに英語の力をと願っているすべてのお母さんに、読んでいきたいものです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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